2019/4/3 汎用AI開発環境プラットフォーム「Greenia」を2019年6月提供開始
エンドユーザーやソリューションプロバイダが自らAI開発
製造業のお客様を中心にAIのサービスを展開する株式会社クロスコンパス(本社:東京都中央区八丁堀、代表取締役社長:鈴木 克信、以下「当社」という)は、4月3日から開催される「第3回 AI・人工知能EXPO」(主催:リード エグゼビジョン ジャパン株式会社)において、あらゆる業種でAIを活用したいエンドユーザーやソリューションプロバイダが容易にAI開発を行うためのプラットフォーム「Greenia」を発表いたします。
クロスコンパスは、「AI Closer to You」をコーポレートビジョンに、ユーザー主体のAIの普及を目指しており、製造業向けにGUIベースでAI開発を行うことが可能な「Manufacturing‐IX(M-IX)」を提供しております。この度、「M-IX」のベースとなるAI開発環境を拡張し、新たに「Greenia」を開発いたしました。

「Greenia」とは、大地を表す「Green」と、場所を表す「ia」を組み合わせたものです。 「Greenia」は、様々なユーザー、メーカー、企業、マーケットに新しい価値を提供するサービスであり、それは人・技術・環境の中心となる「間口の広い、人にやさしいプラットフォーム」を目指すものと位置付け、人々と一緒に創り上げる世界(プラットフォーム)を表現しています。
【コンセプトと概要】
「Greenia」は、AIを開発して自社製品に組み込みたいエンドユーザーや、エンドユーザーに対してソリューションを提供したいソリューションプロバイダが、AI開発環境の基盤をゼロから自社で構築することなく、一方で、高度なスキルを求めず幅広いユーザーが活動する「自由な大地」の上で、たくさんのAIサービスが「樹木のように育つ」ことを目指しています。
まず、コマンドラインから「Greenia」上の、前処理、学習、推論、モデルテンプレート生成、デバイス通信、デバイスへのAIモデルのパッケージングなどのモジュールを操作する「Greenia CLI」と、サーバー上で生成された推論AIを様々なデバイス向けに変換する「Greenia Embedded」から提供を開始いたします。 「M-IX」の最新バージョン2.0以降に関しては、「Greenia」を利用して開発されており、「M-IX」の機能よりも高度なアプリケーションを作成したいユーザーは、同一基盤上で自社アプリケーションに転換していくことができます。
【エンドユーザー、ソリューションプロバイダにとっての価値】
自社の資源を、付加価値の高いアプリケーション領域に集中可能
自社内AI活用や社外向けAIサービスをスピーディーに立ち上げ可能
データ処理、アルゴリズム、通信規格、デバイスへの書き出しなどは常にアップデート
【M-IXユーザーにとっての価値】
上記に加え、「M-IX 2.0」に搭載されている機能以外のアプリケーションを独自作成可能
なお、本日発表の「CRI」と「Greenia」は、2019年度からの当社の中長期ビジョンの中核となるものです。
