2017年のニュース

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2017/10/5 日本ディープラーニング協会への参画と理事就任のお知らせ

株式会社クロスコンパスは、2017年10月4日に発表された一般社団法人「日本ディープラーニング協会」(英称:Japan Deep Learning Association、以下JDLA)に参画しました。加えて、当社代表の佐藤聡が理事に就任しましたことをお知らせいたします。

<設立背景>
第三次AIブームの火付け役となったディープラーニングは、急激な進化を遂げ、現在ではそれまでの技術を根底から覆す要素技術と言われています。米国や中国などのインターネット関連企業が著名な研究者を迎え、多大な投資を行って成果を上げていますが、製造業を中心とした日本にとってもまた、大きなチャンスがあります。にも関わらず、技術に対する理解や人材不足等など数多くの課題が存在しております。日本ディープラーニング協会は、これらの課題を解決すべく、日本の産業がディープラーニングをより有効に活用し、産業競争力を高めることを目指し設立されました。

株式会社クロスコンパスは、これまで数多くのプロジェクトを行いDLの技術を産業に活かしてきました。製造業においては、誰もが簡単にAIを利用できる「Manufacturing-IX」の開発を行い、既に提供を行っております。これまで培ったノウハウをもとに同協会の活動に貢献すると共に、誰もがAIを使える社会を目指して参ります。

 ※発表の詳細はURLよりご確認頂けます。 http://www.jdla.org/news/detail/20171004/

<JDLA概要>

■名 称:一般社団法人 日本ディープラーニング協会(Japan Deep Learning Association)

■所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4−1−20 田中山ビル10F (株式会社ABEJA内)

■団体HP:http://www.jdla.org

2017/10/6 株式会社インテージホールディングスと共同研究開始

株式会社クロスコンパス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 聡、以下:クロスコンパス)は、株式会社インテージホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮首 賢治、以下インテージグループ)と、インテージグループR&Dセンターが注力する「Data Science」の領域でマーケティング用途に特定したAIプラットフォームの開発を目的とした共同研究を開始します。

クロスコンパスは、『誰もがAIを活用できる社会へ』というビジョンのもと、AI開発に必要な「学習済みニューラルネットワーク」「ニューラルネットワークテンプレート」「知能モジュール(処理フロー)」「学習用データ」などを作成・蓄積・利用・流通させるためのプラットフォーム「Intelligence eXchange(IX)」を構築しております。
この「Intelligence eXchange(IX)」をベースにした製造業向け人工知能の統合開発環「Manufacturing-IX」を2017年6月にリリースし、製造業の現場への導入が開始されております。

今回の共同研究は、「Intelligence eXchange(IX)」ベースに、インテージグループが保有する生活者の意識・行動・状況を理解するデータや、データをつなげる・活用するといった技術とクロスコンパスの持つ最先端人工知能情報処理技術を活用し、マーケティング領域における複数ソースのデータ統合、推計・予測などのモデル生成を容易に実現できるAIプラットフォームの開発を行うことで、AIならではの高度なマーケティング業務支援を目指します。

2017/10/31 株式会社安川電機との資本提携に関するお知らせ

株式会社クロスコンパス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤聡、以下クロスコンパス)と株式会社安川電機(本社:北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩、以下安川電機)は、資本提携契約を締結しましたので、お知らせします。

クロスコンパスは、人工知能に特化したベンチャーとして実産業でAIを活用できるソリューションの開発、コンサルティングを行ってきました。AI活用流通プラットフォーム「Intelligence-eXchange」構想の実現を進めており、2017年6月にはその一環として製造業向け人工知能統合開発環境「Manufacturing-IX」(※1)の提供を開始、専門知識がなくても簡単にディープラーニング、ニューラルネットワークを利用し、異常検知・予知保全・外観検査等、製造業で必要とされる機能を提供しています。
安川電機は、「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」(※2)を提唱し、加速する生産効率や品質維持や新たな産業自動化革命の実現に取り組みを行っております。
本提携により、クロスコンパスと安川電機は、それぞれの顧客基盤・ブランド・ノウハウなどを組合せ、両社の強みを活かした新しいサービスの企画・運営を共同で検討していきます。

■株式会社安川電機
本社所在地 :北九州市八幡西区黒崎城石2番1号
代表者    :代表取締役社長 小笠原 浩
事業内容   :産業用ロボット等メカトロニクス製品の製造
設立      :1915年7月

(※1)Manufacturing-IXについて
Manufacturing-IX(M-IX)は、製造業向け人工知能統合開発環境です。
M-IXを活用することで、製造現場で得られる装置データから人工知能(AI)を容易に生成でき、
異常検知・予知保全等、製造業で必要とされる機能を運用することが可能となります。
運用ではM-IXで生成したAIを製造装置側にあるPLCやIPC(産業PC)へ組込むためのソフトウェ(Embedded IX Engine)を提供することで、
容易にリアルタイム性の高い「正常・異常を判断する推論機能」を組込み可能です。
M-IXは「誰でも・早く・使いやすく」を目標に機械の予知保全や異常検知精度の向上や、機械のメンテナンスの効率化に貢献していきます。

(※2)i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)について
詳しくは下記リンク参照(2017年10月5日ニュースリリース)
https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/news/34967

【お問い合わせ】
株式会社クロスコンパス 事業戦略本部 広報担当
電話:03-6380-9729
メールアドレス:info@xcompass.com

*本リリースに掲載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

2017/11/21 安川電機とAIピッキング機能を開発

株式会社クロスコンパスは、株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)と共同でロボットによる対象物の認識・把持(はじ)動作の生成・多様なつかみ方を自ら学習するAIピッキング機能を開発しましたのでお知らせします。

リリース詳細:https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/technology/35697

クラウディアン株式会社と異常検知ソリューションの検討を開始

クラウディアン株式会社とAI開発プラットフォームとオブジェクトストレージを 連携させた工場向け異常検知ソリューションの本格的な検討を開始

株式会社クロスコンパス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 聡、以下:クロスコンパス)と、クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:太田 洋 以下:クラウディアン)は、製造業向けAI(人工知能)の統合開発環境「Manufacturing-IX(以下M-IX)」と、クラウディアンのオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE(以下HYPERSTORE)」、およびGPU搭載、カメラ接続、LTE/Wi-Fi通信機能付のAI実行用小型装置「CLOUDIAN AI Box(以下AI Box)」とを連携させる工場向け異常検知ソリューションの本格的な検討を開始することで合意したことを発表いたします。

クロスコンパスは、『誰もがAIを活用できる社会へ』というビジョンのもと、AI開発に必要な「学習済みニューラルネットワーク」「ニューラルネットワークテンプレート」「知能モジュール(処理フロー)」「学習用データ」などを作成・蓄積・利用・流通させるためのプラットフォーム「Intelligence eXchange (IX)」をベースにした製造業向け人工知能の統合開発環境「M-IX」を2017年6月にリリースし、製造業の現場への導入が開始されています。

クラウディアンは、クラウドストレージサービス、エンタープライズITにおけるアプリケーション、IoT、AI、ビッグデータ分析、映像・画像等に使われる大量データを経済的に、安全に保存するスケールアウト型オブジェクトストレージ製品「HYPERSTORE」を開発提供しています。また、この「HYPERSTORE」に保存する大量データを使い開発されたAIをエッジコンピューティング環境で経済的に高速処理するためのGPU搭載、カメラ接続、LTE/Wi-Fi通信機能付のAI実行用小型装置「AI Box」を独自開発しています。

最近特に増えている製造業の工場や研究開発等のAI開発現場においては、機密保持のためインターネットから隔離されていることが多いと言えます。そして、クラウド事業者が提供するAIサービスを利用したり、AI学習用データをクラウドに保管したりしないのが一般的です。一方でAI学習用に収集・蓄積するデータの規模は、従来型のストレージ装置が想定してきた適正量を超え始めています。クラウドと同様のストレージのアーキテクチャを使い、大量データを経済的に、効率的に、かつ信頼性高く保存でき、物理的な装置の制約がなく、APIで大量のデータを操作し、AI学習に最適なデータマネジメントができる「HYPERSTORE」のようなストレージ基盤が必要となっていました。

今回の合意により、クロスコンパスとクラウディアンは、「M-IX」と「HYPERSTORE」、および「AI Box」を連携させた工場向け異常検知ソリューションの本格的な検討を開始します。これにより、特に機密情報を扱う製造業等の現場等における最適なAI開発基盤として広く普及することを期待しています。

株式会社クロスコンパス 代表取締役社長 佐藤 聡のコメント:
「この度のクラウディアンとの合意を心から喜んでおります。現場の方が直接使えるAI活用統合環境である「M-IX」と、大量のデータを高速かつ柔軟に扱うことの出来る「HYPERSTORE」、データ収集・エッジAI実行環境としての「AI Box」の連携が、製造業におけるAI活用を一気に加速することを期待しています。」

クラウディアン株式会社 代表取締役社長 太田 洋のコメント:
「このたびのクロスコンパスとの合意を心から喜んでいます。製造業の現場で蓄積されたデータは、大量の記録媒体や多数のNAS装置にバラバラに保存されていることも多いと聞いています。しかし、本格的にAI開発と活用を始めれば、統合されたペタバイト級のデータマネジメントが求められます。「M-IX」と「HYPERSTORE」および「AI Box」との連携ソリューションを広く提供できるようになれば、過去からのデータを貯め続け、その大量データを柔軟に使い、認識精度を向上し続けられるAIを構築できます。これから、多くのAI開発現場で活用いただけることを期待しています。」

■ CLOUDIAN HYPERSTOREの概要
日本で生れ、現在はシリコンバレーに本社を置くクラウディアンが開発提供する「CLOUDIAN HYPERSTORE」は、ソフトウェアデファインドのオブジェクトストレージ製品です。汎用サーバーをハードウェアに使い、3台からスモールスタートし、数ペタバイト超級にまでスケールアウトできる高い拡張性を有します。複数サーバー間、さらには複数データセンター間でも、自動複製・分散配置により堅牢にデータ保護します。国内外の大手クラウドサービスとエンタープライズITのオンプレミス・ストレージとして採用されています。